札幌を製作の拠点に活躍する木工家高橋三太郎さんによる椅子の展覧会展示室Aにて12月6日(日)まで開催中です。
会場には、札幌コンサートホール Kitara大ホールの客席椅子や、かでる2・7 “ふくろうのベンチ KAMUI”、大通ビッセのベンチなど、高橋さんが手がけた数多くの椅子が展示されています。
どれもいつまでも残り続ける事を感じる落ち着きのある椅子で、デザインに普遍的美しさを感じ、とても印象的です。
そしてこの展覧会の楽しさは、作品の全てに腰掛けて椅子の素晴らしさを体感できること。
一つひとつの椅子の近くには製作時の背景や作品コンセプトを丁寧に綴った高橋さんによるコメントのパネルが掲示されていて、その真摯な作家姿勢と人柄が伺え知れます。
この見て読んで座って楽しい展覧会は12月6日まで開催されています。
会場奥のスペースでは、高橋さんが木工家となるに至った経緯をパネルで伝える『木工家の生まれ方』コーナーや、椅子のデザイン形成プロセスをパネルと椅子のチャート展示で説明する『カタチの種・デザインのタネ』コーナーが展開されています。
1階ショップには『高橋三太郎グッズコーナー』も設けられ
今回の展示内容の図録集『木工家の生まれ方 カタチの生まれ方』も販売されています。