【近美コレクション】 北海道美術紀行
11.8(火)までA室で開催
描かれる北海道、生み出されるイメージ
北海道という場所について、私たちが共通して思い浮かべるイメージがあります。雄大な自然、爽やかな夏と厳しい冬の寒さ、小樽や札幌、函館をはじめとする街の風景、アイヌ民族の文化などがその典型としてあげられるでしょう。これらは芸術作品のモティーフとして、多くの画家たちによって繰り返し描かれ、また描かれることで新しいイメージが生まれ、定着してきました。本展では、当館の所蔵作品を中心に、江戸・明治期から現代へと時間を超えて、北海道各地という空間をめぐりながら、旅をするようにそのイメージをたどります。
発見される、新しい北海道
近年、国際的な観光地としても注目を集める北海道。映画や小説の舞台となったり、炭鉱アートや産業景観として紹介されたりすることがきっかけとなり、新しい北海道のすがたが発見されることも少なくありません。1990年代以降の芸術作品に登場する北海道にも注目し、その表象のあり方を探ります。
伊藤光悦 《Airport》 1999年
阿部貞夫《大通りの春》 1967年 館所蔵
北岡文雄《ライラックの季節》 1986年 館所蔵
栗谷川健一《はこだて》 1952年 館所蔵
木嶋良治《雪ぐもり》1994年 館所蔵
開館時間 | 9:30~17:00(入場は16:30まで) |
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会場 | 展示室A |
主催 | 北海道立近代美術館 |
後援 | 札幌市、札幌市教育委員会 |